親子でEQを高めよう!感情に蓋をしない子育てのすすめ

育児
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EQという言葉を聞いたことがありますか?

EQとは、自分の感情を表現・コントロールしたり相手の感情を捉える能力のことで、直訳では感情知能と訳され、こころの知能指数とも言われています。


よく耳にするIQは知能指数のことですが、IQが勉強ができるという意味での頭のよさを測る指標だとすれば、EQは人との関わりに必要な賢さだと言えるでしょう。


近年EQは社会生活を送る上で欠かせないスキルとして注目されているんです!

チカ
チカ

社会生活を送る上で欠かせないって、、、それならぜひ我が子に身につけてほしいですよね♪

EQを語る上で中心テーマとなってくる感情。

ところで、感情と子育てって切り離せないと思いませんか?

チカ
チカ

私は子どもが生まれるまでは比較的穏やかな性格だと自負していましたが、思った以上に感情の波に揺られて驚きました!

嬉しい・楽しいなどのプラスの感情はまだしも、怒り・悲しみなどのマイナスの感情との向き合い方は悩む方が多いでしょう。

私自身、これからお話するEQの概念を知る前は

【怒るのはよくない】と思い込む

子どもの行動にイラっとしても必死に怒りを隠しつて接する

それでも我慢しきれず激怒

しばらくしてから自己嫌悪に陥り、凹む

こんな感じでした。

けれどこのEQの概念を知り、EQを育てる方法を学んでから怒りの伝え方が変わり、私自身の心持ちも子供達のリアクションも大きく変わりました。

明らかに母子ともに笑顔が増えたし、家族間コミュニケーションが円滑になり、子供たちの表現力も確実に向上したと感じています。

このブログではEQについて、そしてEQを伸ばして親子でよりよい時間を過ごす方法についてご紹介します。

チカ
チカ

ここで紹介するEQを育てるための方法については、インターナショナルスクールのスクールカウンセラーの先生から実際に習ったものです!

【ポジティブ・ディシプリン】という育児法を基にした講座の中でEQについても学びました。

ポジティブ・ディシプリンが気になる方はぜひ下記の記事も合わせてご覧ください♪

この記事はこんな人におすすめ!
  • 頑張りすぎて疲れちゃったパパママ
  • 怒りたくないのに怒っちゃって凹んでいるパパママ
  • 我が子には思いやりのある人になってほしいと思うパパママ
  • EQを育てる子育て、EQを高める方法に興味があるあなた
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EQとは何か

EQはよくIQとセットで語られます。

簡単に言うと
IQ(知能指数)=学校の勉強ができるという意味での頭のよさを測る指標、
EQ(感情知能)=人の気持ちが分かり自分の気持ちを伝えられるという意味での賢さ・人間力を測る指標

といった違いがあります。

下記、分かりやすい説明を2つほど参照・引用としてご紹介します。

感情知能とは
 (1) 情動を正確に知覚する能力
 (2) 思考を促進するために情動を利用する能力
 (3) 情動とその意味を理解する能力
 (4) 自己の情動を管理したり他者の情動に対応する能力

参考:ピーター・サロベイ博士(イェール大学)とジョン・メイヤー博士(ニューハンプシャー大学)による1997年の定義より

感情知能(EQ,Emotional Intelligence Quotient)

感情を認知し、理解するといったEQ(感情知能)の活用を促進することで、やる気、根気、向上心、創造性などを得たり、生活、仕事、人生の目標実現のために、それらを有効に活用することができます。換言すると、目指すべき成果を生むために、自己や他者の感情に関しての認識や自己管理を高め、感情と思考のバランスをとる能力が「EQ; 感情知能」となります。
EQは開発し、活用することにより、ポジティブな変化を創りだし、日常生活、仕事、人生の成功へと導きます。IQ(Intelligence Quotient=知能指数)が遺伝的な資質による学習能力であるのに対し、EQは誰もが開発可能。そして、EQスキルとして有効に活用することができます。

引用:シックスセカンズジャパン>EQとは;EIとは

EQの測定にはいくつかの方法がありますが、実はまだ決まったEQ測定方法はありません。
その理由は1989年に発表された概念でまだ比較的歴史が浅いため、研究者の間でも議論がなされていて結論が出ていないからです。

チカ
チカ

EQ高める方法って言いながら、結局ふんわりした感じじゃん!!と思った方、すみません・・・。

けれど特定の方法が決まっていないだけで、EQをチェックできる方法は色々あります♪
ネットで簡単にできる無料EQ検査などもあるので、ぜひ一度試してみてください!(無料EQ検査はこちら


なお、日本におけるEQの第一人者である高山氏は

EQはセルフコンセプト、ソーシャルスキル、モニタリング能力の3つによって構成されている
と定義付けています。(参照:http://www.ms-office.co.jp/eq/eqp2.html

EQを構成する能力

  • セルフコンセプト(心内知性)
    :自分自身の感情や状態を把握してコントロールする力

  • ソーシャルスキル(対人関係知性)
    :自分の考えや気持ちを、他者に的確に働きかける力

  • モニタリング能力(状況判断知性)
    :相手の状況や心情を理解し、自分との関係性を客観的に把握する力

EQを高める方法

EQについて説明してきましたが、ここからはEQを高めるための親の具体的な行動についてご紹介します。

ちなみにEQは後天的な能力とされていて、大人になっても高めることが可能です。

つまりここでご紹介する方法は子どもだけでなく、親(保護者)自身のEQも高めることができる方法なんです!

前置きが少し長くなりましたが、その具体的な方法とは下記の通りです。

  • 自分自身の感情に目を向け、大切にすること
  • 感情を言葉で表現すること
  • 好奇心を持つこと
  • 家庭内でどんどん言葉を使って実践していくこと

では詳しく見ていきましょう。

その1:自分自身の感情に目を向け、大切にすること

EQを高める第一歩としてははセルフコンセプト、つまり自分の感情や状態を把握する力を伸ばすことが大切です。

そのためにはまずは親が、自分の気持ちを大切にしましょう

日本人はよく感情を隠しがちだと言われます。
特に子供を前にした時、親として

・なるべく穏やかでいたい
・怒っちゃいけない
・子供の前ではなるべく笑顔でいたい

などの思いから、気持ちを抑えていませんか?

けれどEQを高める観点から見ると、これはNGなんです。
親が子供を優先するあまり感情を隠してしまった場合、子供が相手の感情に目を向けるチャンスを失ってしまうかもしれません。

時には「子供なんだから、何をしても許される」などと思ってしまうかも。
でも社会生活でそんなことはありえません。

自分に感情があるのと同じように相手にも感情があって、お互いが優先されるべき存在である、ということをきっちり分かっていく必要があります。

ママだから、パパだからって気持ちを我慢しなくていいんです!
気持ちを我慢ばかりしていたら、いつの間にか心が凝り固まってしまうかもしれません。

嬉しい、楽しい、ワクワク、
イライラ、うんざり、悲しい

自分自身の心の動きに注目して、自分がその時々でどんな感情を抱いているのか、しっかり見つめて見てください。

その2:感情を言葉で表現すること

その1では感情に目を向けることの大切さをお伝えしました。

自分の感情を捉えたら今度はぜひ言葉にしてみてください。

これには

  • 言葉にすることで自分自身の気持ちを客観的に把握できる点
  • 表現することで子供に感情の名前を伝えられる点
  • 子供が何かを感じた時の表現方法の見本を見せられる点

といった3つのメリットがあります。

例えば、よく「いい加減にしないともう怒るよ!!」って親が子供にいう場面がありますよね。

このケースを分解してみてみると、

  • 最初から感情としては怒っている
  • まだ怒りを表現する行動(声を荒げる、物に当たるなど)はとっていない
  • これ以上子どもが何かを続けるようなら、怒りを表現する行動に移すという意味で発言している

という状況です。

けれどこれは子供にとってはかなり不思議な現象。

明らかに怒っているのに、これ以上やると怒るって言われるってどういうこと??


と子どもは混乱してしまいます。
その結果、感情の表現方法がわからなくなってしまったり。

小さい子どもの表情がコロコロ変わることからもわかるように、子どもの心の動きはスムーズです。

少しの刺激で色々なことを感じているでしょう。
でも小さい子どもは、その湧き上がる感情の名前や言葉で表現する方法をまだ知りません。

怒っている?悲しい?
嬉しい?感動してる?

湧き上がる感情の名前を言葉で表現して、伝えていきましょう
そのためのテクニックがアイ・メッセージとリフレクティブ・リスニングです。

アイ・メッセージとは

アイ・メッセージとは心理学用語で、自分自身を主語にした表現のことです。
例えば、私が頑張って作った夕食を子どもが残した時。

「ちゃんと食べなさい!!そんなんじゃ大きくなれないよ!!」

というのはユー・メッセージ。
主語が私、ではなく、相手になっています。

一方アイ・メッセージでは

「残したら悲しいな。美味しく食べてほしくて一生懸命作ったのに。」
と主語が私自身となります。

アイ・メッセージの表現方法

「私は●●●(感情)な気持ち。だって〜〜〜(理由)だから。」

ポイント

  • 端的に感情・気持ちを表現すること。(悲しい、嬉しい、楽しいetc)
  • その感情が起こった理由を説明すること。
  • なるべく短い言葉で説明すること。

リフレクティブ・リスニングとは

リフレクティブとは日本語で”反射する”という意味。

つまり、相手の言ったことや気持ちを言葉で考えたり要約したりして、言葉で表現するというコミュニケーションの手法です。

例えば子どもがミルクを飲もうとしたけどこぼしてしまって泣いていた時。

「ミルクこぼれて悲しかったね。大好きなミルク、すぐ飲みたかったんだよね。」

など。

感情に着目したリフレクティブ・リスニングでは要約だけでなく、その時の子どもが感じているであろう感情を表現するのもポイントです。

リフレクティブ・リスニングの表現方法

「△△(状況)で、●●●(感情)だね。だって〜〜〜(理由)だもんね。」

ポイント

  • 状況は客観的な事実の説明すること。
  • 状況を前提とした上で、感情について語ること。
  • 子どもの気持ちになって考えてみること。
  • 感情、理由の繋がりが子どもにも分かりやすいように表現すること。

その3:好奇心を持つこと

社会生活を行う中で、相手の感情に着目するために最も大切なことは【相手に興味を持つこと】です。

「この時、この人はどう思ったんだろう?」
「何があって、嬉しそうにしているんだろう?」

興味がなければ、相手の気持ちになろうとは思えないでしょう。
興味関心を寄せるきっかけは、好奇心を持つこと

子どもは好奇心の塊、なんて言われますよね。
親にとって当たり前の景色・出来事も子どもにとっては初めてだったり珍しかったり。ただし、子どもが好奇心を持ったとしても、親や周りの人が無反応では子ども自身の段々と興味を失っていく恐れがあります。

そのため、子どもの好奇心を育てるためには、親も日々の子どもの発見を大切にして、いきましょう。

これは特にお金をかける必要はありません。
ただし時間をかけてください。

歩いていて見つけたものの話をしたり、絵本の感想・登場人物の気持ちを話し合ったりなどが効果的です♪

絵本の話をする中で、子供自身にも先ほど紹介したリフレクティブ・リスニングを使って登場人物の気持ちになったり、アイ・メッセージを使った感想を話し合ってみることもおすすめです。

その4:家庭内でどんどん言葉を使って実践していくこと

心理学でもよく使われる会話のテクニック、アイ・メッセージとリフレクティブ・リスニングについて、そして好奇心を伸ばすためのこれらの活用法についてご説明しました。

これを踏まえて会話をしていくことは、ソーシャルスキルを伸ばすことに繋がります。

近年、家では親が察してくれるから、と外でも自分の要求を伝えられない子供が増えているそうです。

家庭内でも憶測だけで物事を進めるのではなく、対話を大切にしていきましょう
家庭での安心感や自信は、外に向かっていく活力にもつながります。

親が感情を言葉で表現することを続けていけば、子供も真似をしていくはずです。

家庭は社会の最小単位。
小さいうちは、家でコミュニケーションの練習していくことが大切です。

EQを育てて親子でよりよい時間を過ごそう!

このブログでは親子でEQを高めるための方法をご紹介しました。

耳慣れない言葉や概念もあり、分かりにくい・理解しにくいという点もあったかもしれません。

私自身も最初にこの概念を学んだ時は戸惑いました。

けれど、カウンセラーの先生から

親が自分の気持ちや時間を大切にする姿を子どもに見せるのはすごく大切なこと。
その姿を見て、子どもも自分自身を大切にすることを学ぶ。
ひいては自分も、相手も尊重していくや、思いやりを学んでいく。

インターナショナルスクール、スクールカウンセラーの先生の言葉


と言われて、すっと納得できました。


あなたは自分の子供に、どんな大人になってほしいですか?
完璧になってほしいと望んでますか?
その答えは人それぞれ。
だけどわたしは完璧な人間よりも、人の痛みがわかる人間・思いやりのある人になってほしいと思います。
思いやりを持った人になるために必要な要素のひとつ、それがEQを育てること。

子と親、対人関係は合わせ鏡のようなものです。
子どもに感情を大切にして欲しいと思ったらまずは自分の感情を大切にしていきましょう!

チカ
チカ

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
この記事で、子育てに悩む方の心を軽くするお手伝いができれば幸いです♪

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