先日【子連れ飛行機旅行のポイント:準備編】をご紹介したのでその続き、今回は機内編です♪
子連れで飛行機に乗るのは親にとってはなかなかのプレッシャーですよね。
言いようのない不安もあるかと思いますが、具体的に大変なポイントは何でしょうか。
- 長時間座っていなければいけない
- 密閉された慣れない空間
- 途中下車できない
- 他の乗客との距離が近い
飛行機は離発着時や揺れが激しい際には座席に戻るよう指示があるため自由に動けない、途中下車もできないという点に不安を感じる方が多いです。
幼児連れだとトイレのタイミングも結構困るし、ぐずった時の周りの人への迷惑とか気になっちゃう。
私は息子が生後4ヶ月の頃に夫の単身赴任先のトルコへ行ったのを始め、トータル50回以上の子連れフライトを経験してきました!
その経験を活かしてこの記事では未就学児を連れての飛行機移動のポイントをご紹介します!
1.子連れ飛行機移動:搭乗前の過ごし方
最初に搭乗前の過ごし方の説明です。
ここでは以下の4つのポイントを解説します。
- 飛行機の説明
- おもちゃ・絵本・DVDの準備
- 体を動かすこと
- トイレに行くタイミング
飛行機の説明(飛行機移動決定〜前日まで)
初めて飛行機に乗る時、久々に飛行機に乗る時。大人でも少し緊張しませんか?
他の乗り物と違って座っていなければならない時間がある・離発着時の気圧の変化(耳が痛くなる)・独特の揺れなどを知らずに突然経験するのは結構な恐怖です!
小児看護では検査や治療の前におもちゃを使って、どのような事をこれからするのか説明することを示すプレパレーションという言葉があります!
医療に限らず、子供にとって何か新しいこと・慣れないことをする前にはイメージがつきやすいよう説明していくことが大切です♪
難しく考えることはありません。
絵本や飛行機のおもちゃを使って、飛行機がどんな乗り物なのか、どれくらい乗るのかをお子さんにわかりやすい言葉で説明するだけです。
お子さんの年齢にもよりますが、1歳過ぎから言葉かけしていき、2歳頃には遊びの中で説明をしてあげるといいでしょう。
おもちゃ・絵本・DVDの準備(〜前日まで)
飛行機に乗る時におもちゃや絵本は必須です!!
ただしお気に入りだからといって、音や光が激しいおもちゃは周りの人の迷惑につながります。
また急な揺れや眠ってしまった際に落として紛失するリスクもあるのであまり小さいパーツのものは避けましょう。
我が家では3歳頃から持って行くおもちゃを一緒に選んでいて、数を確認して小さなポーチや巾着に入れて自分で出し入れできるようにしています!
DVDプレイヤーやipad、携帯の動画サービスを利用するのもおすすめです。
子供は耳も小さく通常のイヤホンだと抜けやすいので、ヘッドフォン式のものが使いやすいようです。
絵本やシールブックは前の座席の物入れ(ポケット)に入れてさっと出しやすいです。
けれどあまり小さいサイズのものを用意するとポケットに隠れてうっかり忘れてしまう、なんてことも・・・!絵本のおすすめのサイズは薄手で大きめ(A4サイズなど)です。
機内WiFiが使える機体もありますが、使えなかったり使えてもネットのスピードが速くないケースもあります。なので動画をスムーズに見られるかどうかは定かではありません。
そのため動画を見せる予定の場合は、事前にダウンロードするのをお忘れなく!
また空港では必ずおもちゃが売っています。シールブックや小さなぬいぐるみなどを購入してそれとともにフライトを乗り切るのもありです。我が家は10時間以上の長時間フライトの際には時々購入します。
機内持ち込みのおもちゃ・絵本・DVDまとめ
- 子供のお気に入りで無くしにくいサイズのおもちゃ(手のひらより大きいサイズ、ミニカーやぬいぐるみなど)
- 薄くて少し大きめの絵本
- ポータブルDVDプレイヤーや携帯などの動画&イヤホン
- 空港で購入した新しいおもちゃ
体を動かす(当日〜搭乗15分前)
飛行機内では自由に動けずストレスが溜まります。
できれば飛行機内で寝てくれるのが一番楽です。そのためには体力発散が大切です!
我が家では夕方の便であれば午前中は公園や散歩に出かけてなるべく動くようにしています。
空港到着後はどこの空港でも大体キッズスペースがあります。
そこに行ったり飛行機が見えるデッキに出たり、まだ歩けない赤ちゃんならソファに一緒に座って飛行機見たりします。
ソファに座っていても大きなことを出したり動き回ったりするので意外と体力消耗するようです。
連続して抱っこ紐を使用するのは、2時間程度までと言われています。
ソファに座った状態で膝に乗せて遊んだり、少しでも赤ちゃんも動けるようにしましょう!
トイレを済ませる(搭乗20分前〜10分前)
搭乗後はしばらくトイレに行けません。また航空会社によりますが2歳以下のお子さんの場合は優先搭乗で早めに乗る場合も多いです。
そうなると飛行機に乗り込んでから、シートベルト着用サインが消えるまで1時間程度かかることも・・・!
そのためなるべく搭乗10分前くらいにおむつを替えやトイレを済ませましょう。
オムツは若干でも汚れていたら変えたほうが安心!気圧の変化や不安で泣いて排泄してしまうケースも多いので新しいオムツにしてから搭乗しましょう!
2.子連れ飛行機移動:機内での過ごし方
優先搭乗使って早めの搭乗
先ほども書きましたが、2歳以下のお子さんを連れている場合は優先搭乗ができます。
2歳以上でも搭乗ゲートギリギリまでベビーカーを利用する場合、海外の航空会社だと優先搭乗に案内されるケースが経験上ほとんどです。
優先搭乗可能な場合は優先搭乗をし、それ以外でもできる限り早めの搭乗をしましょう。乳児をお連れの場合、手元におむつや授乳ケープなどの準備が必要です。また飛行機の中という場所になれておくのも大切。
離発着時は耳抜き&安心感を
子供、特に赤ちゃんは離発着時に泣きやすいです。
理由は気圧の変化による耳の痛み、大きな音、不安感などと言われています。
耳抜きをするのには唾液を飲み込むといいけれど、小さな子供には難しいもの。
そんな時は飲み物を飲んだり食べたりすると自然に耳抜きできるのでおすすめ!
また抱っこできるなら抱っこして抱きしめてあげたり、手をつないで落ち着かせてあげましょう。
タッチングと言って体の一部がしっかりと触れていることで安心感を与えることが可能です♪
機内プログラムやおもちゃの利用
座席についてからは我が家はなるべく子供達の好きなように過ごしています!
おもちゃ、絵本、DVD、機内のプログラム、お菓子など。
普段はテレビは1回30分以内と決めていますが、機内はいつもとは違う空間。
そのためいつもの制限をなくしています。
大人だって長時間飛行機の中にいたら疲れるしストレスたまりますよね。
子供だって同じ。なるべくリラックスして過ごせるように好きなことをします!
もちろん大声出したり前の座席を蹴ったり(ぶつかったり)したらそれは注意しますが、他の人に迷惑かけない限りは自由です♪
トイレは早めに行くべし
トイレは数に限りもあり、食事後・着陸前は混みやすいもの。
また長距離戦では頻繁に飲み物の提供があったりするためトイレに行きたくなりがちです。
また揺れなどの影響で座席に戻らなければいけない時間もあるため、トイレには行きたい時に行けるとは限りません!
そのため、シートベルトサインが消えた時・食事が配られる前・着陸予定1時間前を目安にトイレに行くよう声かけをしています。
一度息子が大丈夫というのでトイレに行かなかったら、着陸態勢に入った瞬間「トイレ行きたい」と言われて焦り、ギリギリまで我慢したことがあります。
あの時はかなりヒヤヒヤしました・・・!
またトイレに行く時には、ついでに少し窓の外を見たりおしゃべり・ストレッチをするなどリフレッシュするといいでしょう。
3.子連れ飛行機移動:周りの乗客への気遣いについて
子連れ飛行機移動の機内での過ごし方をご説明しました。
とはいえ、気をつけていても子供は意図せず前の座席を蹴ってしまったり声が大きくなってしまったりします。
もちろん仕方がない部分はありますが、世の中の声を聞いていると「子供が多少騒いだりぶつかるのはいいけど親が知らんぷりするのが許せない」という意見もあります。
長い飛行機の中でお互いもやもやした気持ちを抱えるのはツライもの。
私は最初に一言「子供を連れておりまして注意はしますが、ご迷惑おかけするかもしれません。」と断り、着陸後は「おさわがせしました」と一声かけます。
子供に対しては「座っていて後ろからどんどんされたり、寝ている時大きい声されたら嬉しい?嫌だ?自分がされて嬉しいことをみんなにもしよう」と伝えています。
少しの声かけや配慮で、お互い気持ちよく過ごせるのではないかというのが私の考えなので、なるべく周囲への挨拶や子供への声かけを心がけています。
狭い機内ですが、お互いに思いやりを持って気持ちいいフライトを過ごせますように♪
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