インターナショナルスクールの年間行事

インターナショナルスクールの年間スケジュール 海外育児
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海外移住や海外駐在される方で、お子さんをお持ちの方は一度はインターナショナルスクールに通うという選択肢を考えたことがあるのではないでしょうか?

インターナショナルスクールの良さは、その国の子だけではなく様々な国籍の子と出会える点にあります。

けれど日本の学校とは教育方針やスタイル、年間行事なども大きく異なるインターナショナルスクール。

息子がPre-K、Kindergartenと2年間通った経験を踏まえてインターナショナルスクールの年間行事についてご紹介したいと思います!
あくまで一例ではありますが、インターナショナルスクールへの入学を考えている方の参考になれば幸いです。

インターナショナルスクールの年間行事スケジュール一覧

インターナショナルスクールには2学期制の学校と、3学期制の学校があるそうですが、息子の通っていた学校は3学期制でした。

日本と同じ3学期制ですが、多くのインターナショナルスクールは学校が始まる時期が8月下旬〜9月中旬頃なので各学期の時期も日本とは異なります。

参考までに息子の学校は
Fall Trimester(8月下旬〜11月下旬)
Winter Trimester(12月上旬〜3月中旬)
・Spring Trimester(3月下旬〜6月中旬)

という感じです。

チカ
チカ

私の中でもそもそもTrimester(学期)という単語自体馴染みがなくて最初何のこと言ってるのかさっぱり分かりませんでした!

学期=Semesterという覚え方をしていたのですが、2学期制の場合はSemester、3学期制の場合はTrimesterと言うそうです。

各学期ごとの行事や休みについて表にしたものがこちらです。

Fall Trimester 8月 新入生オリエンテーション
    授業初日
    始業式
    ウェルカムバーベキュー&インフォメーションマーケット(PTO主催)
    保護者会
  9月 ベイクセール(PTO主催)
  10月 保護者面談
    October Break(9日間の秋休み)
    Whole school Halloween Party(PTO主催)
  11月 ベイクセール(PTO主催)
    Thanks giving Holiday(土日含む4日間の休み)
Winter Trimester 12月 ウィンターコンサート
    Winter Break(1月第2週までの約20日間)
  1月 スクールフォト(クラス、個人、団体ごと)
    ベイクセール(PTO主催)
  2月 February Break(9日間の休み)
Spring Trimester 3月 保護者面談
    ベイクセール(PTO主催)
  4月 Egg Hunt(PTO主催)
    Easter Break(11日間の休み)
  5月 スプリングコンサート
  6月 サマーフェスタ
    終業式
    夏休みスタート(約2ヶ月)

こちらが年間スケジュールに記載されている行事です。
赤文字はほとんどの親が参加する、必須参加の行事、緑文字は任意での参加が求められる行事です。

インターナショナルスクールの行事で驚いたこと6選

年間スケジュールをもらっていたものの、2年間の経験を通して驚いたり戸惑ったりした点が6点あります。

  • 学期ごとの区切りがない
  • 保護者面談の日は授業が丸一日休み
  • 休みが多い&不規則で分かりにくい
  • 親が参加するイベントが多い
  • 発表会が平日の夜
  • クラスごとのイベントは突然入る

それぞれの項目について詳しくご説明します。

学期ごとの区切りがない

息子の学校は3学期制。そこは日本と同じですが、息子の学校では学期ごとの切れ目に休みはなく、突然切り替わります。

例えば日本なら1学期が終わり夏休み、2学期が終わり冬休み、3学期が終わり春休みと休みを挟みますが、こういった長期休みは特にありません。

なので、学期の移り変わりに気づかず、先生から成績表のメールが届いて「あ、学期が変わったんだ」と気がつくなんてことも。

チカ
チカ

そもそも私は幼稚園なのに各学期ごとに成績表がつけられること、メールで成績表が送られてくることに驚きました!

そんな感じのさり気ない学期の移り変わりなので、学期ごとの始業式・終業式もありません。

年度始めの始業式、年度終わりの終業式はありましたが、日本のような講堂に集合して長々話しを聞く感じではなく、親も希望者は参列可能。
各国の国旗を持った代表生徒が入場して、校長先生が少しだけ話をして、校歌斉唱の際にはノリノリで踊っていたりして、驚きました!

担任の先生との保護者面談日は授業休み

3月、10月にある保護者面談日。
日本だと保護者面談週間があり、その時期は授業が早めに終わるというイメージがありますが、息子の学校では丸一日を面談日として設定し、その日は授業なし
朝から夕方まで先生はずっと面談をしていました。

ちなみに子供は面談には連れてきていけないことになっています。

チカ
チカ

私は面談日に学校に子供を連れてきちゃいけないものだと思い、必死にシッターさんを探したり、夫一人で行ってもらったりしていましたが、どうやら学校に連れてくること自体はOKだったようです。
面談日には子供を連れてきて、子供は校庭や図書館で遊んでいて、親だけ面談に行く、という人も多くいました!
(※学校によると思うのでご確認ください)

なお、面談日は平日なのでどうしてもその日に都合がつかない場合には振替も可能でした。

休みが多い&不規則で分かりにくい!

年間スケジュール表を見て休みが多いと感じた方もいるかと思いますが、実際インターナショナルスクールは日本の学校よりも休みが多いです。
インターナショナルスクールの年間登校日は約170日。
日本の学校の登校日は約200日。
つまり1ヶ月近く休みが多いんです!

しかもEaster Breakなどは変動休日であるEaster(キリスト教の復活祭)に関連した休みなので年によって日程が変動するので年間スケジュールを見ないと混乱してしまいます。

チカ
チカ

ちなみに子供の学校は休みでも、もちろん会社は休みではありません!
けれど何故かインターに通うほとんどの子たちは海外旅行に行ったり母国に帰ったり・・・!?
日系企業の方が多ければ同じ境遇の人もいるけど、海外の方が多い場合はお子さんの休みに合わせて休みをとるパパも多いようです。
なのでママにとってはなかなかきつい・・・

親が参加するイベントが多い

年間行事の中にはPTO主催のイベントが多くあります。
PTOとは、日本でいうPTAのような組織。
学校によってPTOの活動の幅は大きく異なるようですが、息子が通う学校は比較的 PTOが活動的だそうです。

ベイクセールは平日に行われていて、親が手作りのお菓子を寄付してPTOの役員が学校内で販売するというイベント。
寄付は任意で参加している人の方が少ない、という印象でした。

その他のハロウィンパーティーやサマーフェスタは家族参加型のイベント。土曜日に設定されていて参加自由ですが、ゲームブースの担当など協力を求められました。

チカ
チカ

ただ、この家族参加型イベントへの協力はあくまでも任意。
お手伝いはせずに、イベントだけ楽しむという人も多くいます。

発表会・保護者会は平日の夜

ウィンターコンサートやスプリングコンサートなど、子供の発表会は基本的に平日の夜18時頃から開催されます。だいたい1時間程度です。

日本だと発表会などは働いている親もこられるようにと土曜日に設定されることが多いので驚きました。

チカ
チカ

平日だから働いているパパは来られないのでは?と思っていましたが、実際には半分以上の親が夫婦で参加していて、それにも驚きました!

会社側も、学校行事が平日夜にあることをよくわかっているのか、子供のコンサートを理由に早退することも珍しくないそうです。

遠足やクラスでのパーティーなどは年間行事になく突然連絡がある

年間スケジュールはあくまで学校全体としてのスケジュール。

クラス毎のパーティーや遠足などは別途担任の先生から連絡があります。
基本的にクラス行事はRoomParentsと呼ばれるクラス役員がお手伝いに呼ばれることはあっても、全ての親を呼ぶということは、ほぼありません。

チカ
チカ

ただ私の経験では年少(Pre-K)の頃は保育参観のような機会が数回設けられました。

子供の年齢が低いほど、親が呼ばれることも多い様子です。

インターナショナルスクールの行事は驚きの連続!

今回は私が経験したインターナショナルスクールの行事についてご紹介しました。

もちろん学校ごとに違いはあると思いますが、大まかな流れは大体同じ感じかと思います。

日本の学校との違いは休みの時期や長さ、突然のクラス行事、親が参加するタイプのイベント、そして平日夜に設定されてる発表会や保護者会などが挙げられます。
学校行事や休みの時期は家族のスケジュールも変わってくるので、大体の流れは把握しておきたいところ。

私自身、最初は戸惑いの連続だったので、この記事がインターナショナルスクールに通う方、検討中の方のお役に立てれば幸いです。

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