寒くなってきてクリスマスが近づいてきましたね。
ヨーロッパはキリスト教を信仰している国が多いためクリスマスマーケットが各地で開催されています。
我が家は2018年ヨーロッパに来たのをきっかけにクリスマスマーケット巡りが趣味になりました♪
今回はその経験を踏まえてドイツの街ケルンの子連れクリスマスマーケットの体験レポートをご紹介します!
こんな人におすすめ
- 海外のクリスマスマーケットが気になる!
- ケルン大聖堂に行ってみたい!
- ケルンのクリスマスマーケットのおすすめが知りたい!
- 子連れでのケルン旅ってどんな感じか知りたい!
【ドイツ】ケルンってどんな都市?
ケルンはドイツ北西部の都市。ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次いで4番目に大きい都市です。
そしてケルンといえばケルン大聖堂!(正式名称は「ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂(Dom St.Peter und Maria)」)
1248年より建設を開始し、途中約200年ほど作業中断したことも含めて、600年以上かけて完成した大聖堂です。高さ約157m、奥行き約145m、横幅86mと非常に大きく、世界最大規模のゴシック建築の聖堂としても有名です。(参考:世界遺産オンラインガイドケルン大聖堂)
ケルン大聖堂のすぐ横の広場にて毎年クリスマスマーケットが開催されています!私たちは去年このクリスマスマーケットに行くためにケルンを訪れました!
ケルンへのアクセスは?
ケルンはドイツ4番目の都市ということで空港もありますが、日本からの直行便はありません。
そこでおすすめなのが電車を利用してケルンへ行く方法です。ここではフランクフルト空港からケルン中央駅への行き方、荷物の預け方などご紹介します。
フランクフルト空港からケルン中央駅へはICEを利用しよう!
ICEとは、インターシティ・エキシプレスの略でドイツを中心に運行する高速列車のことです。ドイツ国内の主要都市はもちろん、フランス、スイス、ベルギー、オランダ、デンマークなどにアクセスすることも可能です。
ICEのケルン中央駅下車すると目の前にケルン大聖堂が見えてきます。
フランクフルト国際空港からケルン中央駅まではICEで乗り換えなしで行くことができますが、注意すべき点が2つあります。
1つ目はルートによって所要時間が違うという点。
内陸部は走るルートとライン河沿いを走るルートがあります。
- 早くケルンに到着したい場合:内陸部を走るルート(約1時間)
- 景色を楽しみたい場合:ライン河沿いを走るルート(約2時間)
という感じです。
2つ目は駅名をしっかりチェックする必要があるという点。
フランクフルトという名の着く駅はメジャーな所でフランクフルト空港駅(Frankfurt am Main Flughafen Regiobahnhof)とフランクフルト中央駅(Frankfurt(Main)Hbf)があります。
両者は別の駅で空港駅と中央駅はICEで15分ほど離れた場所にあるので予約の際には間違えないよう注意しましょう。
またケルンという名の着く駅もケルン中央駅の他にKOELN MESSEDEUTZ駅があります。
KOELN MESSEDEUTZ駅もICE停車駅でフランクフルト空港駅から約1時間程度。
けれどケルン中央駅の1駅手間。つまり乗り換えが必要となってしまいます!
ケルン中央駅の表記はKöln Hauptbahnhof(Koln Hbf)ですのでお気をつけください。
実は我が家はこのトラップ(?)にまんまとハマって、KOELN MESSEDEUTZ駅までの切符を買ってしまいました。
スーツケース2個、ベビーカーで眠る娘、ぐずぐずする息子。
その上エレベーターもエスカレーターもない駅で途方にくれた思い出があります。。。
とはいえ、ケルン中央駅に行く各駅停車のような電車はすぐに着たし、ゆっくりと近づいてくるケルン大聖堂の様子もとても素敵だったのでそれはそれで楽しめました♪
ちなみにクリスマス時期はケルン行きの電車も混むようなので予め予約しておくことをおすすめします。
電車の予約に関してはWEB上で簡単に予約可能です。
今回この記事を作成するにあたり調べていたら、電車予約の方法を詳しく解説しているサイトを見つけたので下記ご参照ください。(参考サイト:Amazing Trip )
ケルン中央駅についたら荷物を預けよう!
旅行の際気になるのが荷物の置き場所。
特に海外旅行となると大きなスーツケースもあり、それを持って移動するのは大変ですよね。
ケルン中央駅には大きな荷物を預けられる自動ロッカーがあるのでその点も安心です!
しかもこの自動ロッカー、
- ロッカーに入れた荷物は巨大な地下倉庫に保管されるためロッカーがいっぱいになることはほぼない。
- クレジットカードでの支払いも可能
- 荷物を預ける際にはタッチパネルで操作可能(しかも英語など多言語対応)
と観光客に嬉しいポイントが揃っています。
一度ホテルに荷物を置いてからケルン観光に出かける、となると時間のロスが気になってしまいますが、このロッカーがあるおかげで空港から直接ケルンに出向き、荷物を預けて身軽な状態で観光することが可能です。
ケルン大聖堂横のクリスマスマーケット体験レポート
荷物を預けたら早速ケルン観光です。
我が家がケルンに滞在していた時間は午前11時から午後4時の約5時間。その合間に
- ケルン大聖堂内の見学
- ケルン大聖堂横のクリスマスマーケット
- レストランで休憩
- ショッピング
を楽しみました。当時4歳、2歳の子供たちを連れていたのでこれだけできれば十分!
駅前にぎゅっと名所も詰まっているので短時間でも十分楽しむことができました。
ちなみにまだ子供たちはお昼寝をする年齢だったので、ベビーカーと抱っこ紐持参で回りました。
憧れのケルン大聖堂
旅番組などでよく見ていたケルン大聖堂。
しかもクリスマス時期には大聖堂前の木にも電飾がついていてとても可愛らしかったです。
大聖堂に入る際にはチケットや入場料などはなく、無料で入ることができます。
けれどクリスマス時期のためか、土曜日だったせいか、かなり混んでいて中に入るのに10分程度並びました。
並んでいる時も建物の外壁に施された細かい彫刻を見て子供たちと話をしていたらあっという間でした。
中に入ると風などがない分少しだけ温かく、またステンドグラスの美しさや荘厳さ、迫力は圧巻でした。
ただ荘厳すぎて子供たちは圧倒されてしまい、少し怖がっていたので中に入って10分程度ですぐに退散。
あっという間に大聖堂見学は終わってしまいました。
ケルン大聖堂横のクリスマスマーケット
大聖堂見学を終えるとすぐにクリスマスマーケットへ移動。
駅前でアクセスもよく、世界遺産のすぐ隣のクリスマスマーケットということで賑わっていましたが、私たちの他にもベビーカーで来ている人や子連れの人もいて押しつぶされたり子供とはぐれたりするほどではありません。
ヨーロッパの冬は昼間でもどんよりとした重い雲に覆われ薄暗いためか、ツリーや入り口のイルミネーションも点灯していて、綺麗でした。
ドイツらしくビールやソーセージ、ポテトなどを販売している屋台がある他、クリスマスオーナメントのお店や食器のお店もあり見ているだけで心が躍ります。
また小規模な移動遊園地も来ていて、子供たちはメリーゴーランドのような乗り物に乗れて大喜びでした。
寒さに凍えて急いでレストランへ!
楽しいとはいえ、かなり冷え込んでいたのと移動の疲れもあり休憩が必要だと判断したのでレストランに行くことにしました。
最初はクリスマスマーケットでお昼も食べるつもりだったので何の下調べもせずに行ってしまったのですが、偶然入ったレストランが老舗のケルン地ビールで有名なお店Frueh am Domでした!
予約なしでしたが、14時頃に行ったこともあり10~15分程度待って入店。
ベビーカーで娘が寝ていたのですがそのまま入っていいと言ってくれて助かりました。
ケルシュナービールというケルン地方特有のビアホールで中は暖かく、活気もあって楽しかったです。
ケルン大聖堂前の商店街でのショッピングも楽しい
レストランに行った後は再びクリスマスマーケットに足を運びます。
けれどお腹もいっぱいだし、割れ物は持ち帰るのも不安だしであまり買い物はせず。
子供たちは先ほどのメリーゴーランドで遊んで、私は見ているだけでも楽しいのでお店めぐりをして楽しみました。
ただやっぱり外にいるのは1時間程度が限界。それを過ぎると体が芯まで冷えてしまいます。
そんな時にはウィンドーショッピングがおすすめです。
ケルン大聖堂の広場(クリスマスマーケット会場)の周囲にはケルンのお土産屋さんやブランドショップが立ち並びます。
夫へのクリスマスプレゼントをまだ決めていなかったので、お店で暖をとりながらプレゼント選びを楽しみました。
ドイツの公用語はドイツ語ですが、ケルンは観光地としても有名なためかほとんどの人が綺麗な英語を話していて安心して買い物をすることもできました。
子連れで行くケルンのクリスマスマーケットのポイント
ケルンのクリスマスマーケットのおすすめの食べ物
・カリーブルスト&ホットドッグ
カリーブルストはソーセージにケチャップとカレー粉をまぶしたシンプルな料理。ベルリンを中心としたドイツ北部の名物料理です。
カレー粉がかかっていて若干スパイシーなため、子供にあげる前に大人が味見してから食べられるか判断しましょう。
またカリーブルストそのものが食べられなくても、ほとんどの屋台では付け合わせにフライドポテトがついてきたり、他のソーセージも売っていてパンに挟んでホットドッグを作ってくれます。
ドイツはソーセージやじゃがいも料理の本場、クリスマスマーケットの屋台の食事も期待できます!
・グリューワイン&ケルシュナービール、ホットチョコレート
クリスマスマーケットといえばグリューワイン。
グリューワインとは赤ワインにシナモンやオレンジなどをいれ弱火で温めたホットドリンクです。冷え切った体があたたまります。
ケルシュナービールはケルン地方の限られた醸造所でだけ製造することが許されているビール。
喉越し爽やか、苦味も少なくてすっきりとしていて飲みやすいことと、細いコップに注がれてサーブされるのが特徴です。
ケルンに行ったらぜひ飲んでみたい飲み物です。
そして子供向けの温かい飲み物といえばホットチョコレート。
お好みでホイップクリームを追加することもできます。
ドイツで飲んでホットチョコレートはかなり濃厚だったのでホイップクリームを入れたほうが飲みやすかったです。
ケルンのクリスマスマーケットに行く際の注意点
・防寒対策はしっかりと!
ドイツの冬は本当に寒い!
最初は大丈夫でもクリスマスマーケットを回っている間に芯まで冷えてしまいます。
帽子・手袋・厚手のダウンジャケットはもちろん、足先から冷えてくるので足元も温かくしていくことをおすすめします。
ただしお店の中や電車内などは暖房が効いていて逆に暑いくらいなので、着脱可能な服装でいきましょう。
・荷物は駅のロッカーに!
最初に説明した通り、ケルン中央駅には大きなロッカーがあります。
クリスマスマーケット自体は混み合っているし立っている時間が長く疲れるのでなるべく荷物はコンパクトにしてから出かけましょう。
またこれはケルンに限らず子連れの日本人は海外旅行の際、スリやひったくりのターゲットにされやすいもの。
貴重品には十分注意してください。
・グリューワインを飲むならウェットティッシュ&ビニール袋を持参しよう!
グリューワイン、ケルシュナービール、ホットチョコレート。
どの飲み物も可愛い容器に入っています。
お店でデポジットを支払い一旦購入し、持ち帰る場合はそのまま。
不要な場合はお店のレジに返しにいけば、デポジットとして渡していたお金が返ってくる仕組みです。
ただ持ち帰る場合にも日本と違って近くに水道などがないため、ウェットティッシュ&ビニール袋を持参して軽く拭いてから持ち帰ることをおすすめします。
・トイレは駅orお店のものを借りる!
子連れ旅行の最大の難関はトイレ問題!
クリスマスマーケットにいると体が冷えてくるのでトイレに行きたくなる可能性も高いです。
一番近いのはケルン駅構内のトイレです。
他にも広場の周りの商店街にはショッピングモールもあるのでそういった場所に行くのがいいでしょう。
その他にはレストランやカフェに入った際には念のため必ずトイレを促すのを忘れずに。
万が一、子供がトイレに行きたくて間に合わない!!となってしまった場合には近くのカフェに事情を話せば使わせてくれますが、それは最終手段です。
ちなみに駅のトイレやショッピングモール、時にはレストランのトイレもほとんどの場合、有料です。
キャッシュレスが進んでいますがトイレ利用の際にはコインが必要となるので、必ず現金も用意しておきましょう。
ケルンのクリスマスマーケットは子連れにもおすすめ♪
今回は我が家の子供達が4歳、2歳だった時に行ったケルン観光(クリスマスマーケット)の体験レポートをご紹介しました。
見所がぎゅっとつまった街で空港からのアクセスもよいので、到着した日に少し足を延ばすのにぴったりの場所、ケルン。
特にクリスマスマーケットの独特の雰囲気は子供も十分楽しめるので子連れ旅行にもおすすめです。
ヨーロッパ旅行の際の参考になれば幸いです。
以上、ブルガリアで駐在妻をしているチカがご紹介しました!
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